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脳外科麻酔の現場

脳外科麻酔についての備忘録 An actual spot of the neurosurgical anesthesia.

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205.03.02. CEAに対する麻酔の経験

目次
○ [経験] 205.03.02. M病院におけるCEAに対する麻酔の経験
2009年3月から2014年10月までにM病院で行われたCEA手術は100例に達した。
年別には
2009年 10例
2010年 21例
2011年 25例
2012年 14例
2013年 15例
2014年 15例
[注釈] 67か月で100症例、年約18例

患者背景
◍ 93名  100症例  両側手術 7例(全例男性)
◍ 男性 77名 84手術例  女性16名 16例
◍ 年齢 73.3歳 ± 6.5(SD)
年齢 歳   男   女   計
55-59303
60-64909
65-6911112
70-7423427
75-7928634
80-8410414
85-89112


[注釈] 男女比は5.25:1で男性が多く、平均年齢は73.3歳であったが、年齢分布では男女ともに70歳台後半が多かった
・両側手術例は全例男性で二期的に手術を行った

◍ 術 者:A; 75例、B; 16例、C; 6例
  麻酔医:D; 95例、E; 4例、F; 1例
[注釈] 術者は3名であるが主な術者はA(専門医)でB(専門医)、Cの手術もAが指導した。
・麻酔医は3名で、Dが筆者

◍ 病変:左 51例、右 49例

両側中等度以上の狭窄+症例は 15例で

両側手術した症例は 8(男性7例、女性1)

[注釈] 病変の左右差はなく、両側狭窄症例では有症状側、狭窄の大きい側を手術先行した。

両側手術症例の二期手術の際は当然対側狭窄はない


◍ 全例全身麻酔 経口挿管;60例、経鼻挿管;40例

[注釈] 全例全身麻酔で手術した。術前場増診断で内頸動脈狭窄部位の頭側端が第2頸椎椎体下縁より高い場合は、経鼻挿管を要求される。経鼻挿管は原則的に右鼻孔から挿管した。1例でチューブが通過できずに左鼻孔から挿管した。


◍ 症候性;76例、無症候性;24例

[注釈] 日本脳卒中学会 脳卒中治療ガイドライン2009にそって症候性高度狭窄(>70%)、症候性中等度狭窄(>50%)、無症候性高度狭窄(>60%)のGrade A,Bを手術適応としてある。

◍ 術前合併症

高血圧症+80例(そのうち未治療5例)
糖尿病+ 27例(insulin治療 4例, 治療なし 8例)
高脂血症+ 53例(内服治療例), - 47例
心疾患Angina 19例—PCI 6例, OMI—CABG 2例,
AAA2例, PDA6例,
肥大型心筋症1例, 不整脈 19例
呼吸器喘息 4例, COPD 2例, old TB 2例
肺機能異常13例(拘束性 6例, 閉塞性 3例, 混合性 4例)
腎障害eGFR<50% 14例, 血漿交換 1例
                               <10/7/2014>
[注釈] 術前合併症が多いのがCEA手術Ptの特徴であるが、中でも高血圧症は80%(未治療5例を含む)と非常に多い。さらに高脂血症(内服治療中のPt)も半数以上を占めている。糖尿病(未治療のPtを含む)は27%であった。
・心血管系の合併症では狭心症が19例でうち6例がPCIを受けていた。OMIでCABGを受けているPtは2例あった。AAAは2例、PDAは6例みられた。肥大型心筋症も1例みとめられた。不整脈で治療を受けているPtは19例であった。
・呼吸器系では喘息4例、COPD2例、old TB2例であったが、呼吸機能検査では13例が換気障碍を示していた。
・腎機能障碍はeGFR<50%以下が14例みられた。    <12/2/2014>


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