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脳外科麻酔の現場

脳外科麻酔についての備忘録 An actual spot of the neurosurgical anesthesia.

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50.04.04. TIVAと術中覚醒

目次
50.04.04. TIVAと術中覚醒
100.04. 術中覚醒
○ Accidental Awareness during General Anesthesia
・頻度は可能性のあるものを含めて1:20,000
・神経筋遮断を行っている場合(筋弛緩薬) 1:8,000、未使用では1:136,000
・全身麻酔の帝王切開1:670
・術中覚醒の2/3は麻酔導入時または覚醒時。麻酔維持中は1/3
・一般の症例に比べて女性症例、術中覚醒の前歴のある症例、ASAのハイリスク症例で多い。
・TIVA中の術中覚醒には静脈路のトラブル、薬の調整法の誤り、ポンプ作動異常など技術的問題に起因するものも多い。
・吸入麻酔からTIVAに移行した場合にも多い
・一般に麻酔維持に必要なpropofolの濃度は1.5~6.0㎍/mLと幅が広い。
・TIVAにおけるpropofolの投与法はマニュアル法、TCI法。どれが最適か決まっていない。
・吸入麻酔よりTIVAの方が術中覚醒を起こし易いとの報告が多い。
・propofolが海馬のLTPを抑制する濃度は導入量よりも高い。吸入麻酔薬は麻酔濃度以下で抑制する。海馬は記憶を司る組織。
・ケタミンをTIVAに加えるとLTPの抑制が強調されるためpropofolにketamineを加えると術中覚醒が少なくなる。
・吸入麻酔薬は呼気終末濃度がリアルタイムにモニターでき、吸入麻酔薬が途切れることなく送られているか監視できる。
○ TIVAにおける術中覚醒の予防法
・RF 0.2~0.3㎍/kg/minで開始 BISモニター
・ketamine 0.5~1.0mg/kg ゆっくりiv
・2~3分観察して
・propofol 0.5~1.0mg/kg iv
・propofol 5~7mg/kg/h civ
・Rb 0.6mg/kg iv
・挿管
・RF 0.05~0.1㎍/kg/min civ
・維持: propofol 5~7mg/kg/min civ + RF 0.1~0.3㎍/kg/min civ
◇ 櫛方哲也:TIVAと術中覚醒 臨床麻酔 Vol.39, No.3, 2015, p487‐491         <4/6/2015>
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