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脳外科麻酔の現場

脳外科麻酔についての備忘録 An actual spot of the neurosurgical anesthesia.

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100.03.02. 術後嘔気嘔吐 PONVにトラベルミン

目次
100.03.02. 術後嘔気嘔吐 PONVにトラベルミン
○ 乳房手術症例でPONV対策にドロペリドールとトラベルミンを使用した
・34症例、ASA1~2、平均年齢60歳(37~87歳)、平均体重55kg(37~86kg)
乳房全摘10例、乳房部分切除17例、乳房全摘+腋窩郭清3例、乳房部分切除+腋窩郭清4例。
トラベルミン=DD配合薬2mL……ジフェンヒドラミン30mg・ジプロフィリン26mg/2mL/Ap
○ fentanyl 1000μg………(250μg/5mL)×4Ap⇒20mL
ケタミン100mg ………ケタラール100=(200mg/20mL⇒10mL
ドロペリドール5mg……ドロレプタン(25mg/10ml)⇒2mL
DD配合薬2mL………トラベルミン/2mL/Ap⇒2mL
生食を16mL加えて50mL
・緑内障Ptではトラベルミンは使用せず
・QTc延長Ptではドロペリドールは使用せず、20歳以下も不使用
・注入速度:1.0mL/hr 50kgで 0.6~1.2mL/hr flashは1時間量と同量。Rock out timeは6分。
・術中使用薬:propofol+RF+Rb   PONV対策としてmultimodal approach
       デキサメサゾン6.6mg(iv)
       フルルビプロフェン1Ap(iv)
       トラマドールiv ivは適応外だがivしている施設は多い
       PONV歴+、乗り物酔いPtではドロペリドールとDDを術中にiv
・鎮静鎮痛判定として RASS、NRS(numeric rating scale)
・ケタミンの経静脈持続投与で術後のモルヒネ使用量が減少し、オピオイドによる副作用が減少する。
・IV-PCAは麻酔開始と同時に持続投与
・術中にケタミン0.3~0.5mg/kg 1回5~10mgずつ分割投与。 15/18/25/30mg/50~60kg
IV-PCA投与速度;1.00mL/hr(0.6~1.3)
術中のケタミン使用;24.4mg(10~40)
・PONV+は1例、QTc延長でドロペリドール不使用例。IV-PCA中止症例なし
・ケタミンを併用したことで低いfentanyl濃度でPt満足度の高い鎮痛効果を得た
ケタミンを1.2mg/kg/hr以下で投与するとオピオイド使用量を40%減少させる
トラベルミンの持続投与(1/2Ap iv+1.5~2Ap/dayで持続投与)がドロペリドールの持続投与(1~1.25mg iv+ 2~2.5mg/day)よりPONVの発生率を低下させる
◇ 吉田圭佑ら 乳腺手術におけるケタミン、フェンタニル、ドロペリドール、ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン配合薬(トラベルミンTM)を用いたIV-PCAの検討 臨床麻酔,Vol40, No2, 2016, p163-167 <3/15/2016>
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